思考は無化し

テストがオワオワリになりました。

夏休みを迎える第25弾です。

 

大学最後の夏休み(卒業できれば)ってのもあって日々過去を振り返ってはエモくなってます。

 

 

ってなわけで大学の夏休み中にあった面白い話でもします。

 

 

では始めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕には夢がありました。

 

 

小学生からの夢でした。

 

 

 

 

 

 

それはトイレットペーパーを体に巻き付けミイラごっこをすることです。

 

 

 

当時、今と同じようにテストを終えた後の謎の全能感に満ち溢れた僕は友人A,B,Cの3人に声をかけ、「俺の夢を叶えるコーナー」を設けました。

 

 

ひとまずAの家に行った僕らはしばし桃鉄をした後、

 

「俺をミイラに変身させる儀式」を遂行することになりました。

 

なんと儀式は無事完遂し、僕はミイラに転生することが出来ました。

 

 

以前の醜悪な僕を打ち消すかのように、

ソレ(トイレットペーパー)は優しく僕の体を包み込み、純白に染め上げました。

 

 

 

時刻は午前3時を回っていたのでミイラのまま深夜徘徊をしようという事になり、

 

僕らはAのアパート前の変な位置に駐車してある車を背に夜の田舎へ繰り出しました。

 

 

幾度かの写真撮影を終えた僕は、

街灯の下が一番怖く見えるという歴史的発見に基づき、

街灯の下にひっそりと佇み、

通り掛かるドライバーの皆々様にプレッシャーを与える作業に没頭していました。

 

 

その後、友人・知人のアパートに突撃しようとするも、

真夜中真っ只中ということもあり姿を現さない薄情者共のドアホンにしっかり佇むミイラを記録させました。

 

 

時刻は午前5時を迎え、空は夜と馬鹿共を排除するかのように白みだしました。

 

 

ゼルダの伝説時のオカリナではミイラ男のギブドは日の光に弱いという設定があるので、

僕もその設定に則り、仲間を引き連れAのアパートへ退散することになりました。

 

 

 

アパートに帰った僕らを迎えてくれたのは、僕らを真夜中に送り出してくれたあの変な位置に止めてあった車でした。

 

 

白ずんだ空に照らされた車を見ると前が凹んでいたことに気付きました。

 

凹みの少し前にはそれにフィットするサイズの電信柱があり、

 

凹みの原因を外部に大々的に伝える状態になっていました。

 

 

 

 

「うっわー、派手にぶつけたなぁー。」と僕が車の前で屈むと、

 

友人Bが「おい...、人...、乗っとんで...」と言いました。

 

すると中からイカツイ顔のオッサンが呼んでもないのに降りてきました。

 

 

オッサンは

「おい!喧嘩売ってんのか?????」

とキレて突っかかってきました。

 

 

 

Aに。

 

 

何もしてないAに。

 

 

 

 

 

何故かAにだけキレ続けるオッサンと、何もしてないのに何故かキレられ続けるAと、それを見守るBとC、そして事実上の原因であるミイラこと尿意を我慢しBとCの間に立つ俺。

 

この奇妙な絵面がしばらく続き、俺の尿意がピークに近づいてきたころ、

 

「あんま調子乗んなよ」とAのケツに張り手をかまし車内に戻るオッサンを見届けたところで僕らはA宅に撤退しました。

 

試合終了です。

 

 

 

アパートに戻りミーティングを行ったところ、

Cの、「オッサンは出発時の午前三時から車内にいた」

Aの、「酒入ってるみたいだった」

という証言が得られ、これを元に、

「飲酒で事故ってどうしようもなかったから酒抜けるまで車内で待機してた」

という仮説が浮かび上がりました。

 

更に以前から浮気が囁かれていた

サークルの先輩♀(同期の彼氏持ち)が助手席に乗っていたこともわかり、

事態は勢いを増してきたのですが疲れてたので解散して寝ました。

 

 

 

これが一部始終です。

 

 

どうやらミイラ装備には煽り性能+1と変わり身スキルが付いてるようですね。

 

これからの季節、ファッションに取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文才ないから文で書いてもあんま面白みが伝わらんな...。

 

精進します。

 

 

 

 

 

タイトルはSyrup16gのSonic Disorderからです。

 

 

これ書いてるときにNulbarichのLipstick聴いてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上です。